幽玄!七夕能の夕べ

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天女座物語102

幽玄!七夕能の夕べ
2002年7月7日 1:15

能楽師の松井彬さんとお会いしたとき、
「何でも舞いますよ。チェロともフルートとも共演
しましたし、シェークスピアも演じますし。」
その柔軟さに「ぜひ!ジョイントをお願いします。」

マネージャーのかせださんにお願いして
企画が実現。
小黒世茂さんが、脚本、朗読、長歌を作って下さいました。

月に住む美しい姉と弟が、天の帝より
機織(はたおり)の命を受けて
機織をするが、密室で機織をするうちに
男と女になって、契ってしまい
怒った天の帝が、姉を月のしずくとして
地球に送り、かぐや姫が誕生する
というようなストーリーでした。

最終脚本が出来たのがおととい。
もう、ぶっつけ即興で、当日3時からリハ。

「ひもを持って舞うんです。」と松井さん。
「それってマジックみたいですね!」と私。
「ほな、ここで切って見て下さい。つながります。
タララララーン♪」
とひょうきんな松井さん!(笑)

天界と下界のシーンに音をつけてリハ。
「中々いい感じですね!」と松井さんに
励まされて、本番に。

西宮の牧野さんご一行様19名と松井さんの
お知り合いが、和歌山から16名。
会場は、地元の方々もたくさん来られて
熱気。
まず、私達のコンサート。
その後、小黒さんの鈴のような声で朗読が始まり、
即興で演奏。
矢中も台詞とにわかに作ったメロディーを歌う。
松井さんは、豪華絢爛の衣装を何度もお着替えになり
能では、見せないしぐさや動きを取り入れて
天女座の松が泣いて喜ぶような美しい幽玄の一時。

終わって、40名の大宴会。

古典でしか舞えない能楽師も多いけど
お能はむずかしいと、皆が敬遠するから
わかりやすく、見てもらうことで
能に興味を持って欲しいと松井さん。

お能では、衣装替えなど無いので今回は大サービス。

今回は、また、次回に何か出来る予感のする
コンサートでした。

松井さんは、能面や衣装を数え切れないくらいお持ちで
海外公演も多く、俳優として招かれることも多いそうです。

また、ぜひジョイントさせて頂きたいです。
能は、日本が誇る文化ですが、創作をどんどんされている
能楽師は少ないようです。
ひょうきんで明るくてチャーミングな松井さん
美しい物語を書いてくれた小黒さん
ありがとうございました。

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