じょふくさん公演大成功


舞台衣装を着て台本稽古

フィナーレは波田須盆踊り

蓬莱山めざし出航のシーン

南区長さんが生で歌う

波田須に着いて産物を見せる

紫帆・鷹光も踊りの輪に

観客も感動の拍手。
地芝居復活!!

脚本・演出 丹下 一さん

じょふくさん役 新田さん

懇親会の出番を待つ伊勢海老

超満員の懇親会

出演を終えてお運びさん

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天女座物語113

じょふくさん公演大成功〜
    2002/10
アイヌ民族の秀さんが天女座に来て地元の矢賀さんが、
色男の踊りでステージに立った後、「一生のうちで一番嬉しかった!」
その言葉を聞いて地芝居を立ち上げる気になりました。
一人でも多くの人にステージでスポットライトを浴び拍手を受ける
喜びを味わって貰いたい・・・。
そんな思いで波田須町にちなんで題材を徐福にしました。
東京の丹下一さんに相談して演出と脚本を担当してもらうことに。

丹下さんは、まず、脚本を書く前に天女座に来て
俳優さんになってもらう地元の方々とゲームをしたり
和になって話し合ったり・・・と「皆がひとつ」になれるように誘導しました。

素晴らしい脚本が出来あがり、配役も決まりました。
徐福役の新田さんは、金沢から。距離を越えての練習が始まりました。

衣装は、厨房の中葉ゆっこさんが担当。
大掛かりな舞台美術を排し、能のような手法を用いるさすがの演出。

唯一の舞台美術の徐福の墓は、私が紙粘土で作りました。

三重県民文化祭の一環としての「じょふくさん」は、反響を呼び、
マスコミの取材も多かったです。
そして、熊野ライオンズの協賛を頂き、勇気百倍!
野地会長さんやメンバーの方々は「これからは、文化支援をしていかな
くては!」と大いに応援して下さいました。

2日前には三重TVにも出演して、山田キャスターと楽しく食事。
天女座に帰ったのは、夜中。
前日は、伊勢修養団での演奏のため、伊勢に向かい、コンサートを終
えて夜中に天女座着。伊勢自動車道を行ったり来たり。
14日当日、朝から掃除をしたり、片付けに追われていると、北海道の
アイヌの秀さんが奥さんと到着。
いきなり、外掃除を手伝ってくれました。

お弁当の手配や受付の整理などやることは山ほどあり、電話やFAX
の応対に走りまわりつつ・・・。開演は、6時から。たくさんの観客がつめ
かけてくれました。

初めは地域演劇実行委員会の庄司先生の挨拶。居合い道
私達のコンサート。即興は、沖縄からのお客さんが美しい島の岬のイメージで
(沖縄の言葉で頂いたのですが・・・・)
最後にオリジナル「生命の詩」矢中が中国語で歌うと大きな喝采。
アンコール熊野人で大いに盛りあがった後、いよいよ演劇に。

始まる前、皆と手を重ねてエイエイオー!
新田さんが徐福の宮を訪ねて来る旅人。矢中が地元の若い男。
中盤に入って「浴衣ら着るのは、ほんに久しぶりやのー」と地元の
人々・・・人々がいきなり黒い布で被われて秦の始皇帝に変り旅人に徐福の
霊が乗り移っていく。「不老不死の薬を早く見せろ!」とつめよる

始皇帝。恐れおののく徐福。もう一度薬を求めて旅に出ることを懇願。
中国を船出するシーンは、皆で船を形作り、帆をあげると歓声と拍手が!
3000人の子供たちや百工を連れて波田須の里にたどり着く。

劇の最後に徐福は言う。「不老不死とは、子供たちが育ち、命が
めんめんとつながっていくことだったのだ・・・。」と。
エンディングは波田須区長さんの波田須盆踊り歌に合わせて
皆で踊りながら去って行く。私も踊りに参加。

大きな拍手が沸き起こりました。ブラボーの声も!
終わって皆が「演出が素晴らしかった!」「感動した!」

ライティングは根本さんが担当。最後は、大宴会。
演じた地元の人々は興奮状態で「来年もやる!」
よかった!よかった!半両銭という秦の時代のお金が
出土している波田須町。

もっと徐福の里ということをPRして行きたいと思います。

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