天女座物語28

大工さん達との改装終了打ち上げ会

日時 : 2001年3月12日 23:33

昨日、せっかくの休日なのに奇特な若者ボランティアが4名、天女座
に駆けつけてくれました。
おとといも駆けつけてくれた土木作業員の辻裏クン、森林組合で働く
植村君。植村君は、「山仕事がしたかったので・・・。」と優しい笑
顔。もう山に入って3年にもなるそうです。
他は、鬼城太鼓の中森君。竹仕事が得意だとか。
後から、日刊熊野新聞の平松記者。

天女座のホールに敷く古畳を外に干す作業から手伝って貰いました。
これが重労働。60枚くらいの畳を担いで外に持っていく。埃を払う。
これだけでもばてそうな作業なのに、皆文句も言わず片づけてくれ
て、天日干しした畳を又、2階まで運びあげる。

夏にトンチャンと二人で同じ作業をして、天日干しにしている間に泳
ぎに行って、結構きつかったのですが、今日は、畳の数が倍。

もし、若者たちが手伝ってくれなかったら本当に大変でした。

その後、外装ペンキ塗りに辻裏クンと平松さん。ペンキ塗りがていねい。

竹切りに植村君と中森君。
植村君は、さすがプロの出で立ち。ヘルメットをかぶって、竹さばきもあざやか。
中森君も華奢な体でナタで竹を力強く切っていくのです。
トンチャンも今まで1人で竹切りしていたので、俄然はりきっています。

終わってさわやかな若者達。控えめで優しくて「こんなことならいつでも・・・・。」

二人とも若者パワーに脱帽!こちらの地元の方々もすごいけど、若者もすごい!

3月12日
いよいよ改装が終わり、大工さんの最終日。
最初は、無口だった大工さんもさすがに2ヶ月以上も一緒なのですっ
かり打ち解けて、私がペンキを塗っている後ろで

「刷毛が悪いわー。腕も悪いけど刷毛も悪いなあ・・・。」と井谷さ
ん。ほっといてんか!(笑)
「ペンキ屋さん!ペンキ屋さん!もっとここも塗らんといかんよ!」
「はーい!親方!」

その井谷親方と竹本さん。「どれ、塗ったろか・・・。貸してみ
い。」と刷毛を持って塗り始めて「なかなか難しいなあ・・・。」
「ほれみなさい。見てるのは簡単やけどね。ここムラになってる!」
と、逆に監督になった私。(笑)

大工さん達に「足場のない外壁をどうやって塗ったらいいかし
ら・・・。」と相談していた最終日、買い物から帰ったら何と!皆で
足場を組んでくれたのには感激!
「ほんまに世話のやける・・・!落ちて貰ったら困るしねえ。」と照
れ笑いの井谷さん。
感激!

その大工さんや、クロス張り職人さん、井谷さんの息子さんを交えて
お疲れさん会。
トンチャンの手料理。
「どうでした?天女座にかかわった感想は?」
「行き当たりばったりやでねえ・・・。ハハハ・・・。」と井谷さん。
しかし、そう言いながら楽しい打ち上げ。
「明日から寂しいなあ・・・。」と私。毎日3時に一緒にお茶してい
たのですっかりお友達。
「又来てやるやん!」

腕のいい大工さん達と食事をしながら盛り上がりました。
10:30になったところで「おっと!こんな時間や!」
大工さん達は9時には、寝るのです。
私たちと半日ずれています。(笑)

今日、畳屋さんが、大きさのまちまちの古畳を綺麗にカットして縁を
縫ってくれましたのでホールもすばらしくなりました。
猫は人間を冷静に観察しています
職人さんに脱帽!そして、本当にありがとう!紫帆りん

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