めんどりが・・・・?




                                鶏の絵をクリックすると?
天女座物語68

2001年8月17日

昨日、天女座のカフェがてんてこ舞いのとき、電話が鳴って
「あのー。うちの家にめんどりが迷い込んで来てですね、どなたか
飼って下さる方を探しているのですが・・・。」
「はあ?めんどり?って鶏ですよね?一匹ですか?何、卵を産む?
ひとなつこい?
はあーまあ、聞いてみますが・・。」
電話を切ってから笑いがこみ上げて「この忙しいのに・・・・
めんどりやて・・・・何でも相談所みたいやなあ・・・(爆笑)」

さあ、今日は、17日。カフェも盆休み。花火も延期になったし・・・・
とロッキーさん夫妻や神戸から来てくれた大森ちゃん、写真家の森さん、
私達、親父ドノ、小夜ちゃん、こなかさんでゆっくり朝食。

その後、「今日は、波が高いしねえ・・・泳げないし・・・何して遊ぶ?
まあ片付けもあるしね・・・・ゆっくりしようか・・・。」
と話し合っているや否や、御客さんがどんどんカフェに入ってきて
「あのー食事出来ます?」
「はあ・・・カレーとか、うどんなら・・・。」などといっているうちに、
みるみる満席に。
「自然生うどん、3つです。」と大森ちゃん。
「カレーは、タイカレー5つに、薬膳カレー3つ。」
などと、何ら普段と変わらぬ忙しさ。
「コーヒーは、レギュラー3つに、アセロラジュース1つ、
ザクロジュース3つです!」
ロッキーさんの女房、良子さんも厨房に入って息つく暇もなし!

昼になっても客はどんどん入ってくる。
「定休日と書いてあるのになあ・・・・。」

わらび餅が宅急便で届き、
「あ、しまった!わらび餅断ってなかったなあ。」とトンちゃん。
「もう、サービスで客に出しちゃえ!」
結局、皆、御昼ご飯も食べられないまま、3時。

「もう、御客さんを止めないと、準備や片付けが出来ないなあ!」
と、やっと丁重に御断りをする。

それでも知り合いは、入ってくるし
「ごめん!まだ、ご飯食べてないねん。」
と皆でそうめんを食べて、やっと片付けをする。

海のターザン、森下さんも友人を連れてやってきたので、やっと
めんどりの話を思い出し、「森下さん、めんどり誰か飼ってくれへん?」
と言うと、「貰うわ!」とふたつ返事。

友人達が「今日は、地鶏なべやなあ・・・。」と舌なめずり。
「やめてよ!絶対食べないでね!」

そう言えば、森下さん、以前、鶏をペットにして、一緒に寝たり、お腹で
卵を産ませたりと猫のようにかわいがっていたのです。

その鶏が、冬になると、ストーブの前で羽を広げて温まるという
信じられない話を聞いて「鶏ってなつくの?」
「やあ。かわいいよ。死んだとき、1週間泣いたわ。」

結局、めんどりは森下さんが飼ってくれることになり、電話してきた
竹村さんが、めんどりを連れて来ました。
それが、めちゃくちゃかわいいのです。だって抱っこされて、
猫のように首を肩にかけてくれて「へえっ!可愛いなあ・・・。
鶏も可愛いもんやねえ・・・。」

どうも鶏ってくちばしでつつかれそうな、イメージがあったのですが、
とても優しいのです。はあー。目からウロコでした。

夜になって、森下さんがアワビや蛸を持って来てくれ、大工の
井谷さん夫妻がご飯や、つけものを持って来てくれ「紫帆さんらも
疲れとるやろ。ご飯は作ってあげるしー。」優しい!と豪華な食事。
「おいしいねえ。嬉しいねえ・・・。」とロッキさん夫妻も大感激!

食事後は、私がかき氷を作り、皆で食べました。
井谷さん、何と!棟梁自ら洗物まで・・・・。ほんまに優しい人達!

ロッキーさんが、いよいよ旅立つことに・・・。
「東京に帰るのが嫌だなあ・・・。」
奥さんの良子さんも泣き出して・・・・・。
「また、いつでも帰っておいでよ・・・。」

別れを惜しみました。

心が温かい。ふれあいが嬉しい。
天女座には、感動がいっぱいです。


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