新春落語の会




天女座物語88〜新春落語の会

天女座に絶対似合う、落語を企画したかったのですが、
出逢いがなかったので出来ませんでした。
昨年、日蓮宗の中部大会に招かれて演奏。
その同じステージで日蓮劇をやっていた若者3人と打ち上げで
いろいろお話をしてみると、何と!彼らの本業は落語!
いつか彼らを呼びたいなと思っていました。
三重県から助成が決まり、3月までの天女座のイベントは、
無料で市民を招待できることになり、落語の会が1月14日に
決まりました。
東京から電車を乗り継いで熊野に着いた立川談志さんの直弟子の
立川志遊さんと孫弟子の快楽亭ブラ房さんと、快楽亭ブラ汁さん。
まずは、ステージを見て、打ち合わせ。
その日は、忙しく、掃除から座布団並べまで慌しく、やっと打ち
合わせで曲順も決めました。
トンちゃんも、彼らの高座をテーブルで作ったり・・・と大忙しでした。

開演は、5時からなので、カフェも混んできました。
ロビーには、はごろも揚げ(うつぼのから揚げ)や、地元の老人会
有志による徐福餅、私のCDなど・・・・好評でよく売れています。

開演は、かなり押して5時半。
まず、ブラ汁さんの「つる」
このトップバッターが受けるかどうかでその日の出来が決まるそうです。
古典的な出し物ですが、中々おかしく、お客さんは、よく笑って
くれていました。

その後、ブラ房さん、ちょっとシモネタをまじえながら、大いに
笑わせて、「尻餅」を演じてくれました。ぺったん、ぺったん、
長屋で餅つきを装って、女房の尻をたたくという庶民のおかしさが
ありました。

その後、私たちが、演奏。「徐福伝説」から即興コーナー、
「笑う門には福来る!」
ひょうきんな即興でお客さんも笑ってくれ、
次に「WE ARE THE WORLD」風。
この曲が、評判がよかったのですが、即興ですもの!忘れました。
あーあ!勿体ない!

熊野人で大いに受け、トリの志遊さんに・・・。

志遊さん、枕と言う前置きで大いに笑わせる。
「紫帆さん、さっきまでステージでね、綺麗な格好していたのに、
もう、エプロン姿ですからねー。すごいパワーですねえ!」

志遊さんは、落語界では、「二つ目」という真打(師匠クラス)の手前。
真打を目指して、頑張っているだけあって、すごい大作に挑んで
くれました。出し物は、「井戸の茶碗」

ある方が生活に困って仏像をくずやさんに売り渡したのです。
そのくずやさんが、細川家のお侍さんにその仏像を売ったのですが、
その仏像の中から50両が出てきて、正直なお侍さんが「仏像は買った
けど、小判を買ったわけではない!」とくずやに元の持ち主に50両
返させる。しかし、元の持ち主は、「売り渡したのだから、小判は先方の
もの。返してきてくれ。」
と正直者の3者で何とも言えぬ物語が展開され、観客は、まるで演劇を
見ているように物語に引き込まれて行きました。
45分間、額に汗する熱演。

さすが!二つ目のすごさを見せてくれました。

古典的な世界に若者が入り、修行をしながら芸を磨く。
本当に素晴らしいと思いました。

終わって、はごろも鍋を食べてもらいながら地元の人達と盛りあがりました。

彼らは、礼儀正しく、きちんとしていて本当にすがすがしかったです。

翌日、徐福の宮を案内、花の窟神社にも行き、再会を約束して、
見送りました。

また、企画できたらいいな!
それにしても天女座は、落語が似合う!

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