池上本門寺 満月の十三祭りコンサート報告

天女座物語95
池上本門寺 満月の十三祭りコンサート報告

天女座での大橋学園の80名の生徒さん向けのコンサートを
終えて、4時に出発。
厨房の千恵さんが「あんたたち、お金持ってるの?」(笑)と
母親のように心配してくれる。
名古屋に8時半着。根本さんと合流して、一路東京へ。
東京着午前1時。 ホテルにチェックイン。

ぐっすりと眠り、27日午前10時、いよいよ、ヒノキ舞台の
池上本門寺へ。
すごいイントレが組んであるでかいステージ。
今回の仕掛けは、コスミックダイアリーの柳瀬さんが、日本人が
忘れかけている満月を皆に意識してもらいたい...と企画。
池上本門寺の早水執事長さんが、受け入れて下さったことで実現。
1年間いろいろなイベントが繰り広げられる。

早水さんとは、読売ホールで声明とシンセサイザーでジョイント
させて頂いたことがあり、嬉しい再会。

早速、搬入開始。
今回は、岡村喬生大先生とのジョイントなので、伴奏のための
シンセサイザー7台を複雑につなぐので、セットは、大変。

やっと結線が、終わり音チェック。
寒い。
この調子では、夜が思いやられる。
急に今日から冷え込んだとか。

1時半。岡村先生、美人の奥様と到着。マネージャーの高原さん
とも再会。

早速、通しリハ。

響さんの大太鼓、岡村先生の歌、私のソロ、矢中の歌などたっぷり
2時間くらい。

7時開演。寒い。楽屋は、暖かいけど、外は、3月くらいの気温。

響さんの大太鼓から始まり、 私の「蓮華抄」イントロでは、シンセサイ
ザーの太鼓を打つ。
電気大正琴の即興、「光のとびらを開けて」演奏中 寒さでがたがた
震える。

岡村先生登場。前列のファンの方からどよめきが沸き起こる。
「我ウイーンに乾杯」
チターの音色と、ストリングスとピアノの音色で伴奏。
「寒いですか?」と岡村先生が聴衆に聞くと、「寒いです!」 と観客が
大きくうなずく。

「イタリアのべローナの野外劇場は、夏でも風が回って寒いのなんの!
それでも聴衆は文句を言わないんですよ。
(爆笑)いえ、何も皆さんが文句をっているとは、言っていませんよ。(笑)」
岡村先生の歌は、全くゆるぎない存在感で聴衆を魅了。
相変わらず、話術でぐいぐい観客を引き込んでいく。さすが!
「トスティーのセレナータ」
寒さで指がかじかむ。
「荒城の月」 と続く。

私は、銀のスパンコールの衣装。
「見て下さい。矢吹さんの衣装。」
「はい、今日は、地味に(大爆笑)」
「ふん!地味って?これで?(笑) 次の曲は?」と岡村先生。
「お釈迦様が亡くなろうとしている時に....」 と私。
「何?おさかさま?発音がおかしい。」
「お釈迦様...」
「おしゃかさま!もう一度!」
「お釈迦様が、お釈迦になって...ですね...」と私。(爆笑)

悲しい曲のはずが、コミカルな説明になってしまう。お釈迦様
ごめんなちゃい。
「悲しみのアーナンダ」を演奏し、矢中にバトンタッチ。
4オクターブのボイスと自作のリラ。
終わるとすかさず、岡村先生「それは、何を歌っているんだね?」
矢中「即興です。」
「それは、わかっているけど、意味は?」と岡村先生。

「意味なんか あるわけないじゃないですか!」(爆笑)

岡村先生のつっこみと、私たちのボケで盛りあがる。

その後、響さんの迫力あるソロ演奏。
響さんは、鼓童にいたことがあるが、今は、ソロで活動。
1時間半、ソロでコンサートして飽きさせないいろんな
バリエーションを持っている和太鼓奏者。


いよいよ、最大の難曲の歌「お六娘」の伴奏。
速い、難しい和音、音色も切り替える暇がないほど。
お月様が見ていたおかしな、おかしな物語...と、岡村先生の
せりフと共に美しい満月が、五重塔の 上に出現。

「浜千鳥 」
今までと違って静かな静かな歌声。
観客も静まりかえる。

その後、私のソロ。「いつくしみ」 日蓮上人誕生のイメージ。
その後、即興で岡村先生のナレーションに合わせて演奏。

「今よりさかのぼること750年。この日さまよえる人々を救うべく
一人の僧 立ち上がらん・・・」
ナレーションは、本当に迫力があり、観客を魅了。

そして、私の作曲した「日蓮は泣かねども涙ひまなし」を朗々と
歌い上げて下さり、また、ナレーション。

「我、日本の柱とならん、我、日本の眼目とならん、我日本の
大船とならん、ならんならん...」
岡村先生の日蓮上人の力強い声が、会場内に響きる。
そして、お坊様方の声明でフィナーレ。

「寒かったけど、感動しました。」と、たくさんの友人が楽屋に駆け
つけてくれる。
チケットを販売に協力してくれた人たち。ありがとうございました。

岡村先生から11月16日の天女座でのコンサートの為の伴奏の
楽譜をどっさりと宿題に頂き、再会を約束。

超一流の岡村先生は、やっぱりすごい!

「今度は、9月に練習に来るんだね?」
「はーい!」

演出の東さんも喜んで下さり、「今度、一緒に仕事したいね!」
冷凍人間になりましたが、久々のヒノキ舞台でした。

柳瀬さんが、「満月を意識して、満月を愛でる時間を・・・・」と提唱して
下さったことは、大切なメッセージです。

7月には、喜多郎さんもこの満月の十三祭りに出演。
他にも様様なステージが展開されます。 お月さまに乾杯!

☆☆※☆☆※★★※
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