斎王まつりでのコンサート

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天女座物語99

斎王まつりでのコンサート
斎王とは、歴代の天皇に代わって天照大神の御杖代として
伊勢神宮に使わされた人のことです。

天皇の即位ごとに、未婚の内親王(天皇の娘)あるいは、
女王(天皇の兄弟の娘)の中から占いで選ばれて斎王となりました。
天皇の崩御や譲位でもない限り都に帰ることはありませんでした。
斎王の制度は、南北朝時代まで660年間64代にわたって
続きました。

その斎王まつりは、明和町の地元の有志の方々によって
復元したもので、今年で20回目になります。

6月1日 朝野9時半三重県明和町でのセッティング。
斎王まつりは雨が降らないとかで好天。
特別の移動できるステージをテント付で作って頂いたので
機材を陽射しからも守れるのです。
スタッフは、根本さん、淑子ちゃんとご主人の康弘さん。

まず、漫画家の萩尾望都さんが、郷土史家の 田端美穂先生と
「斎王を夢語る」という対談をされました。
斎王は、京都から振り帰ることなく、夜斎宮に出発されました。
神に仕える斎王は、伊勢神宮に参る以外は、ひたすら
祈りを捧げる毎日だったそうです。
神と共に生活する斎王は神と
同じ扱いをされたそうです。
どこにも出かけられず、自由のない生活
結婚も許されていないので
嬉しい反面、寂しい思いもされたようです。
その辺のお話を詳しくお聞きすることが出来ました。

少女時代のあこがれの萩尾さんがいらしているので
嬉しかったです。
萩尾さんは、「ポーの一族」や「恐るべき子どもたち」「イグアナの娘」
など美しい数々の漫画を描かれており、少女達のあこがれでした。

本番は、7時。今日は、京都1200年祭で使った市女笠を
かぶることにし、赤い打ち掛けをアレンジした衣装。
火お輿しの儀式の後、コンサートが始まる。
即興コーナーでは、まず、「陰陽師」
その後、斎王自身から「幻想」という言葉を貰って即興。

最後は、斎王さんや、 内待の王朝絵巻の装束の皆さんが
一人一人入って来られる時に即興演奏。
装束をつけた人々がステージにずらりと並んで
待つ中を斎王さんが、十二単衣でしずしずとこちらに
歩いて来られる。
斎王さんは、たくさんの応募者の中から選ばれるそうで
容姿だけでなく、教養も必要で面接にて採用が決まるそうです。
タイムスリップした斎王まつり。

打ち上げは、「ビア倉」という素敵な店で
萩尾さんや実行委員の方々と楽しい宴会。
ミーハーな私は、萩尾さんの漫画本にサインを
して頂いたり、一緒に記念撮影をして頂きました。
嬉しい!


3日のお昼にも演奏。
観客から「ワールドサッカー」という
タイトルも頂いて、現代といにしえを一足飛びに
超えて来たような不思議な時間でした。

CD売り場では、大工さんの井谷さんの息子さん
太一君が、「CDありますよ!」とお客さんに呼びかけてくれ
サインをしている私は、「営業うまいなあ!職業間違えてない?」

と、漫画家の萩尾さんがマネージャーの城さんと
CD売り場に現れて、CDを買って下さいました。
恐れ多くもかしこくも、萩尾さんにサインをしてしまった
のでした。(笑)

これだけのスケールの大きな祭りを手作りで立ち上げて
来られた実行委員の方々や皆さんの意気込みはすごいと
思いました。


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