自宅前の田んぼです


天女座物語4


7月5日
昨日、父とトンチャンと3人で、紀和町の丸山の千枚田を見に
行きました。(飛鳥町から車で30分くらいです)
山の斜面にだんだんと緑の田んぼがたくさん階段状になり、後
ろの山山の重なりに霧がかかり雄大でした。
風がやさしく展望台の景色は見飽きることがありません。
一時休耕田になっていたのを全国の人に呼びかけオーナー制度
を設け、1田んぼ3万円でオーナーになり、田植えを体験して
貰い後は収穫したものを送るそうです。
俳句を募集しているというコーナーに父も私も投句しました。
 
 翼つけ 雲の峰飛びたし 千枚田     紫帆りん

その後湯の口温泉につかり、小さなおもちゃのようなトロッコ
電車に乗り清瀧荘まで行き温泉の梯子をしました。
夜は、我が家で市役所の三石さんたちが来て、今度改装する工
場の件について夕食を食べながら話し合いしました。

7月6日
今日は、海が蒼くて外国の景色のようでした。
ワーゲンのバンでは、取り回しが大変と中古の軽トラを買いま
したがあまりに私たちによく似合う(笑)
軽トラで海岸に行きました。
「早く泳ぎたい!」
夜は自転車でゴミを積んで出しに行くのですが、熊野市は回収
率100%を目指すため、分別がすごく細かいのです。
朝の8時までに出す自信がないので(笑)
夜中に明かりの消えている民家の軒を通り、田んぼのあぜ道を
駆け抜けていきます。
星が降るようにまたたいています。
一匹の蛍がつーっと飛んできました。
「まだ蛍がいるんだ!」
鉄の金網のゴミ箱に出した後、もう少し上流の川にいってみました。
蛍はいませんでした。
1週間の命なのです。
短い命なのにこれ以上の輝きはないほど光っていた蛍たち・・・
ライトが壊れているので真っ暗な中、自転車をこいで帰りました。
カエルの合唱が聞こえます。
星に見とれながらペダルを踏みました。
明日から又3日間、2トントラックに乗って京都の家の片づけ
に行きます。
でもこれが最後の片づけです。    紫帆りん

            

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