NHK和歌山放送局ネイチャークラブ 
クリックズーム
2004/
4/25 
愚庵(清水町

4/26 NHK和歌山
    放送局

愚庵の囲炉裏で

即興:お腹の子供へ

笑顔で拍手

獅子舞を見る顔顔

湯川社長と堀池さん

秀さんのメーク

とんちゃんもメーク


天女座の売込成功

松井さんと植木局長
天女座物語188     2004/4/27 
4月25日−26日
4月25日は、愚庵での演奏のため根本さんと3人で、朝7時出発。
結構、道が険しくて「転落、死亡」とばかり書いてあるのです。
やっと12時ごろ愚庵に到着。楽器を搬入。
愚庵のスタッフも男手が2人しかないらしく楽器まで手がまわらない様子。
それでも無理やりお願いして、とにかく楽器を囲炉裏まで運ぶ。
セットをして午後1時半頃、食事に出かける。

湯川社長さんには、愚庵で何度かご馳走になりました。
これは松井彬さんのご縁でした。

楽屋もなく、従業員の食事をするスペースを何とか借りて、やっとの思いで
楽屋を作りました。

本番は、5時から。50名くらいのお客さん。
まず、「熊野古道をゆく」から始める。
最初から拍手が多いなと思うと、皆ほろ酔い加減。
しかし、観客は、ぐいぐいと惹きこまれていくようでノリがよい。
即興は、「お腹の子供にメッセージを」と娘のために母親が手を挙げる。
埼玉の人が「出会い」、堀池さんの「修験道」
皆、即興では大感激してくれる。

最後は串本節で獅子舞。終わって、ゆっくりと食事。
即興「修験道」の堀池さんは、墨を作っている人だそうで
毎日新聞の天女座物語のために取材をさせてもらいました。
35歳で、脱サラで、和歌山県大塔村に引っ越したそうです。
「職人が30年かかるところを切羽詰まっていたので1年で覚えた」
という堀池さん。墨は、すすをニカワと混ぜて作るそうです。
最近では、堀池さんのカラフルな墨が受けて婦人画報で売れ行き
ナンバーワンだそうです。

夢を実現した堀池さん、熊野が大好きで脱サラをしてよかったと
顔をほころばせていました。

厨房のお兄さんの桶谷さんは、「感動しました!奈良で自分の店を
作るんです。こういう音楽を企画したりしていきたいので、
これからもよろしく!」と熱っぽく語ってくれました。

埼玉から来たという二組のご夫妻の奥様方が「生き方に感動しました!」
と目を真っ赤にして感動を伝えて下さいました。こちらも感激!

さて、次の日は、NHK和歌山放送局主催のコンサート。

和歌の浦に着くと、NHKのスタッフの人たちは懸命にセッティング。
アートキューブという正方形の空間。

今日は、コンサートの最中にニュースでの中継もあり大掛かり。

セッティングを始めて10時半頃にはセット完了。
それから、衣装を合わせて、ドライリハーサルその後、カメラリハ。
念入りにリハーサル。
私たちがリラックスしているのでスタッフの方々も和気藹々。

4台のカメラが入るので大変。5時からメークさんも入ってくれました。
秀さん。初対面でしたが綺麗なメークをしてくれました。

観客は120名くらい。司会者が入り、いよいよ本番。
「徐福伝説」からスタート。「倭姫命」の後、電気大正琴の即興。
そして、トンちゃん。その後、私の電子チェンバロ即興。

休憩で平安装束に着替える。

ベルがなり、2部が開始。しかし、出番前に会館のスタッフに
天女座の説明をしている私。
「こんな時に売り込むかあ?」と呆れ顔の根本さん。

ニュースにコンサート中継が入り、「熊野古道をゆく」の演奏。

即興は、「照手姫」すかさず、私が「小栗判官ですね!」
演奏後、おばちゃんが「綺麗!」とため息。

次のタイトルは「那智の滝」それも気に入ってもらった様子。

その後、「美の回廊をゆく」 「光の扉を開けて」
トンちゃんの「光の舟」。歌詞をいっぱい間違えているので
私も着替えながら吹き出してしまう。

そして、今回のためにアレンジした「串本節」。観客はにこにこ、嬉しそう!

そして、獅子舞。今回は、ゆっくりと着実に。

最後は「わすれな草」・・・・・長い一日が終わりました。
5月8日にこのコンサートは、25分の番組で放映されます。
(NHK−TV総合、午後5時30分−55分まで。和歌山県域〜三重・大阪の一部)
楽屋に何と!能の松井彬さんが来てくれました。
「松井さん!いてたんですか!!!」。綛田さんも一緒に来てくれました。

「わー!恥ずかしい!天下の能の松井さんに獅子舞を見られて
しまったわ!」と私。
「いえいえ、今度いっしょにジョイントで舞ましょう!可愛かったよ!」と
松井さん。

松井さんの能と私の即興で七夕能を天女座でやったのも
なつかしい思い出です。

また、NHK大阪の朝妻さんもご夫妻で駆けつけて下さいました。
もともと、和歌山局に紹介して下さったのも朝妻さんです。

終わって、植木局長さんや、三田村副局長さん、永尾部長さん
と根本さん夫妻、キッパパ、私達で食事して盛り上がりました。

三田村さんが「矢吹さんたち、和歌山に住んでくれていたらよかった
のにねえ・・・。」
「でも、私たちは車に楽器を積んで気軽に出かけますしいつでも
飛んで来ますよ。」
「今日は、いろいろリハーサルが何度もあって大変でしたねえ。」と植木さん。
「いえいえ、そんなことありません。
今日は、天女座と違って料理をしなくてよいので楽でした。(爆笑)」

世界遺産登録の暁には、また演奏をさせて頂けそうです。感謝!



ノーフレームメニューへノーフレームメニューへ