天女神楽旗揚げ公演 


本番の朝、西瓜差入れ

リハを終えて最後の確認

撮影クルーも追いかけて

アメノウズメが踊り狂う

アマテラス登場!!

最後は熊野人

神々の打上げ

ミネハハさんと山本先生一行

翌日はカヌーでした
天女座物語200     2004/7/11   
                              

演出家の丹下さんも神奈川から8日到着。
10日日の朝、一緒に大和石のところに潜り、イセエビを海の中で初めて
見たと興奮!大きなイセエビが、すーっと海の底に消えていったそうです。
トンちゃんがタカノハダイをモリで突いたり・・・と抜群の透明度。
「海が綺麗だよね!」と3人とも至福の時間。
エメラルドの海と熱帯魚の群れに感動! 夜は毎日神楽の練習。

いよいよ天女神楽旗揚げの日が来ました。
3日間の練習で、皆、少し緊張気味でしたが
今回、徐福劇のメンバーに加えて、若いメンバーも加わり
職業も郵便屋さん、漁師さん、市役所の方、農業の人などなど様々ですが
チームワーク抜群!
始まる前には、手をつないで「意識をひとつにしましょう!」

観客はあふれんばかり。カフェも満席で大パニック。
瀬木監督や撮影隊の方々も9日から熊野入り。
岡山から喜峰さん、山本加世さん、長田さん、
京都から日影舘さん、浅山さん、大石さん、森田さん
名古屋から佐溝さん、京都から山本先生&直子さん、岡部さん、
小倉さんご夫妻が到着。

最初は、南区長さんが波田須盆踊り歌のメロディーに乗せて
国生みの歌詞で渋く謳い始め拍手喝さい。

その後、丹下さんの語りに続いて、丹下さんの太鼓。
神々に扮する皆が登場。
アマテラスが岩戸にお隠れになって、この世が真っ暗闇になり
疫病もはやり、困り果てた神々が相談し、何かいい策はないかと考えている。

そして、アメノウズメの踊りになり、私が踊り狂う。
リハーサルではいつも押さえ気味に踊っていたのに、本番には踊り狂い、
客席まで走りに走って、
「いまし命にまして、貴き神います。かれ喜び笑いあそぶぞ!」と叫ぶと
アマテラスに扮するゆっこさんが「私が隠れて世の中が真っ暗だというのに
何をしてアメノウズメは遊びをしているのか」と言うようなことを
古語で幕内から叫ぶ。
御付ののんちゃん、千葉ちゃんがアマテラスの言葉を反復し
幕があがり、3人が出てくる。そして、手力雄の十文字君が
「これにて、内になかえりたまいそ」とアマテラスを導き、
この世はまたアマテラスの光に満ちる。
3人は幕内で、面をつけて前も見えないのに見事に演じました。

私はウズメの踊りで息もハーハーしながらシンセサイザーの所に走りより、
最後の音楽を即興で弾く。

そののち、トンちゃんの口上。
「皆様方におかれましては天女座へのお運びまことにありがとうございます。
今年は熊野古道が世界遺産登録され、皆様方のお膝元にお礼を申し上げる
ところ、獅子舞にて御礼に代えさせて頂きます。
隅から隅までずいーっと!オン願い奉りまするう!」で拍手!

その間、私は大慌てでウズメの衣装から、獅子舞の衣装に早代わり。
汗がだくだくで薄い衣装が脱げない!何とか着替えて待機。
このウズメの衣装はゆっこさんが作ってくれました。

トンちゃんの神楽笛に合わせて、獅子舞を舞う。
「男の人が獅子舞していると思ったら!」とびっくりしたお客さんもいました(笑)

天女神楽は、大成功!皆も気持ちをひとつに演じました。
これは、イントロで、これから11月13日まで5つの物語を完成させていきます。

今回は初めて参加の方々が落ち着いて演じてくれました。
市役所勤務の仲さんの奥さんは、体調をくずしていたので、
練習を1回お休みしましたが、仲さんが「神楽の練習に出たら体調が
よくなるのでは?」と勧めて練習に来て気分が良くなったそうです。
嬉しいですね。

夜中の漁師でハードな仕事にもかかわらず参加してくれた十文字君。
舞台栄えのするかっこいい青年。手力雄の役を見事に演じ、
最年少の深田君は、熊野文化圏専門学校の私の音楽の生徒さんですが
しっかりと手力雄をサポート。
郵便局員の川上さんは、大きな声で台詞も上手。
衣装もたくさんお持ちで演劇などされてきたそうです。

ウズメのサポートの千葉ちゃんは、ケースワーカーで
「仕事が大変ですが神楽の練習に来ると楽しくてストレスを忘れる」とか。

丹下さんは終わって「こんなにうまいビールはない!」とご満悦。
それと言うのも頭ごなしに強要する演出家と違って、和を大切にする
丹下さんのやり方が地元の方々にも厚い信頼を得てのこと。

ミネハハさんのコンサートも観客が大感激!
最後までミネハハさんと語らう人たちも。
そして、私の新作「祈り天空に満ちて」DVDの発売を記念して
森武史さんに写真のことでお話してもらった後、写真と音楽で演奏スタート。

最後は熊野人で盛り上がり、無事終了。

私と、トンちゃん、千恵さん、淑子ちゃんは
はごろも鍋13人分の準備におおわらわ。
演奏者がすぐ、ウエイトレスになるので、撮影隊もすぐにカメラで
追いかけてくれました。

ホールでは、打ち上げが始まり、
敬三さんが「天女座が出来て、波田須は生き返った!」と
言ってくれて一同大感激!!!!!

京都や名古屋や、岡山、尾鷲などから駆けつけてくれた人たちも
自己紹介して大いに盛り上がり夜は更けていきました。

2日は丹下さんが朝一番の特急で帰り、私たちは熊野川をカヌーで下りました。
カヌーの国体選手、野々下さんの呼びかけで、
ツアーデザインセンターの橋川さんや皆が集まり、
20名くらいでカヌーをしました。

瀬木さんも撮影しながら「見てるだけだとつまらないです。」と
苦笑いしながら撮影。
「しっかり遊んで、しっかり仕事!」と私。
「ずっと遊んでいるようにしか見えないけど。」と瀬木さん。(笑)
私は、撮影している秀ぴょんに、キティーちゃんのキーホルダー
を貰って嬉しいぴょん。(笑)

熊野川も世界遺産だそうです。
急流も何とかチンしないで(ひっくり返ること)乗り切りました。
熊野文化圏専門学校の2人の生徒さんも一緒で、何かというと「先生!」
「外で先生はやめてよ。(笑)」

その後、トンちゃんと雲取り温泉に。あー充実しているなあ!

次回、天女神楽は8月17日熊野大花火の日、
熊野市民会館で「鬼ヶ城伝説」をやります!
乞うご期待!おん願いたてまつりまするううううう!

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