吉宗300年長保寺ライブ〜白浜

天女座物語245  2005/11/12-14 

和歌山県の長保寺のご住職、瑞樹正哲さんからメールを
頂きました。
「吉宗の寺ですが、藩主になって300年をお祝いしてぜひ
演奏を!」 「嬉しいです!ぜひ!」
「一つだけ問題があるのです。階段50段を機材あげなくて
はいけないんです。」
「50段!!機材は300キロですから人海戦術ですね!」
「皆と相談してみます。」

ご住職さんが、暴れん坊葵会(暴れん坊将軍吉宗からの
由来)の方に相談したところ、皆が「やりましょう!!!」
と大賛成してくれたそうで11月12日に演奏することに。

11日に長保寺に入り、まず、そのお寺の立派なことに
びっくり!敷地は15000坪とか・・・・・。
瑞樹さんに案内して頂き、お庭を巡りましたがすごい!
吉宗さんのお父さんのお墓とか、いろいろなお墓がありましたが石の扉も
立派で、密林の中を散策しているような雰囲気でした。
しかし、11日は大雨。明日の搬入が思いやられます。

夜は温泉付きのレストランに瑞樹さんと3人で出かけお寺に
泊めて頂きました。
お寺のお宝を拝見しているうち、吉宗公から頂いた香炉が
あり、その上に何と!獅子が・・。
「可愛い獅子ですねえ!明日は獅子舞もやります!」
「獅子舞?きっと皆が喜びますよね。」と瑞樹さん。

翌日、晴天!奥様に作って頂いた朝食を頂いた後
石やさんの力持ちの若者2人と、お寺の皆さんで
58段の階段を登り、機材を見事に本堂前に担ぎあげま
した。機材をセットしていると観光客の方が
「今日は誰かプロが演奏に来るのですか?」
「ええ、私たちが演奏します。」と言っているのに
「誰が来るんですか?」とまるで、このスタッフみたいな人が
演奏するはずがないと何回も聞かれる始末。(笑)

本堂は650年の歴史がありますが、演奏は歴史上初めて!何たる光栄!
吉宗公は、藩主になっても、将軍になっても庶民の気持ちを考えて
質素倹約を実践した名君だったそうで、目安箱なども設けて
庶民の意見を聞いて政治に反映した素晴らしい方だったそうです。

化粧をして石段降りてトイレに・・・受付のお姉さんが
「あれ!化粧して別人になって綺麗になった!」(笑)

4時からの演奏。まずは、葵会の会長さんご挨拶。
ご住職さんの声明に合わせて即興。
1曲目は「菩提樹の樹の下で」
即興コーナーでは、「みかん」と言われて即興。
観客から手が挙がり「ちょっとお聞きしたいのですが
即興で題が出たとたん、あまりにすぐ演奏が、それも
出来すぎているのでは?????」
「決してサクラではないですよね?(笑)
お題を頂いて、映像を思い浮かべて
鍵盤に手を置いてから指のおもむくままに演奏している
ので絵を描いている様な感じなんです。」と説明。
2曲目は、「吉宗!」
出ました!馬のひずめを太鼓で表現し、吉宗公の優しさと
ダイナミックなところを思い浮かべて演奏。
観客は「馬のひずめに聴こえました!」当たり!!

それからはトークも交えてどんどん盛り上がり
「熊野人」ではわっしょい!大盛り上がり。
そして、獅子舞。喜ぶ観客。
しかし、場所が縁側なので寝転ぶと首が敷居の上に・・・。(笑)
でも、皆さん本当に楽しそうに聴いて下さいました。

終わって、葵会の方々や奥さん、奥さんのおば様、ご住職
皆々さんと打ち上げして下さいました。
「あの声はどんな声ですか?」とトンちゃんの声に質問が
飛び「獅子舞はすごいよかった!足を舐める動作とかが猫
みたいで。」などと感想を言って下さいました。

その後、温泉に入り、またお寺に泊めて頂き
13日朝、石やさんの若者2人中心に機材を階段から降ろしました。
長保寺は、花の寺でもあり春には桜が綺麗だそうです。
温かなおもてなしを頂いて、嬉しい出会いでした。

そこから私たちは一路白浜へ。
天女座の厨房のゆっこさんと旦那さん、千恵さんと待ち合わせて
草原の湯へ。ところが途中でワーゲンがオーバーヒート。
「水が足らんのかなあ。」とゆっこさんの旦那さんの
秀夫さんが蓋を開けたとたんプッシュー!と不凍液やら沸騰
した液が噴出し
「あっちっち!」と逃げ回る一同。
ワーゲンを冷却するまで路駐することに。

露天風呂めぐりでは、梅樽風呂で写真撮影。
「まあ、天女座に勤めていてよかったなあ。ゆっこさん!」と
千恵さんもにこにこ。
「ほんまやよ!何ていいとこなん!」と私。(笑)
「まるかってはいろ!」(束になって入りましょう)とゆっこさん。
露天風呂が10くらいありヘロヘロになりました。

車は何とか冷却されて近所の方に水を頂きやっとホテルへ。

ホテルまで松煙墨の堀池さんも来てくれました。
夜は、皆で食事。また温泉。
寝る前にゆっこさんが旦那さんに
「づつなかしいないようなのう。」
「づつなか・・・?」と私。
「腹が一杯」というのを「腹づつない」というので
腹がいっぱいみたいだねーと言っているようです。
波田須弁は難しい!(笑)

翌日は、アドベンチャーワールドへ。
これが結構感動でした。
バスで動物が放し飼いになっているところを
巡るのですが、バスの横をチーターが走り抜けたり
ライオンが昼寝していたり・・・。

パンダも見たしペンギンも見ました。
一番の感動は「いるかショー」でした。
本当にイルカって賢いんですねえ!
調教しているお兄さん、お姉さんもすごいですが。
トンちゃん「感動して涙出たわ!」

最後はとれとれ市場でご飯を食べました。
「いなたら、はよーきやなんだがぎー。」
(あなたたちは早く来なかったね)
またゆっこさんが外国語?を喋って大笑い。
皆がわきあいあいで本当に楽しい旅でした。

千恵さん、ゆっこさんは天女座になくては
ならないから大好きよ!ちゅっ!
ノーフレームメニューへノーフレームメニューへ