アンコールワットをゆく

天女座物語273 2007/1/20                      クリックズーム

NHKの美の回廊の音楽を担当したのが1990年。
インドネシア、タイ、ミャンマー、ベトナム、カンボジア、スリランカ
のビデオを見ながら3日間で(1番組22曲 50分×6=120曲)
制作するハードスケジュールをこなしました。
インドネシアと、スリランカは、番組終了後
自費で行きました。
アンコールワットは永年の憧れでも
ありましたのが やっとチャンスが来て
1月15日から旅に出ました。
メンバーは、岡山の喜峰さん(81歳)と山本加代さん、
新鹿の中川ひふみさん、 波田須に住んで2年目の
堀部正枝さん、私たちの6名。15日名古屋セントレア
を出発。一路ホーチミンからカンボジアのシュリムアップへ。

いつもはパック旅行に縁のない私たちですが、今回は
他の人たちも連れているので 初めてのパック・・・とはいえ、
私たち6名だけでした。
空港でガイドのポンナールさんに出会い、ホテルへ。
着いたホテルは、アンコールパレス。すごく素敵なホテル
でした。夕食後、私とトンちゃんはプールで一泳ぎ。

16日アンコールトム遺跡に到着。遺跡に圧倒される一同。
ガイドのポンチャンは、日本語が堪能で「カンボジアは小乗仏教
です。アンコールワットの遺跡は、元々ヒンズー教だったんです。」
と解説。
NHKの美の回廊のカンボジアの音楽を聴きながらめぐる
バイヨンの遺跡に
感無量の紫帆りんでしたが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
なんと!遺跡内の祈りを捧げる場で、トンちゃんはビデオ
機材を盗まれてしまいました!!!!!!!!!!!!
お線香をあげて、祈っている一瞬の間の出来事で
「マジックショーみたいだった!」と真っ青のトンちゃん。
警察に盗難届けを出しに行きました。

最近は遺跡内での盗難が多いそうですが まさか!の
体験でした。
気落ちするトンちゃんですが、「まあ事故に逢うよりいいよ」
と一同に慰められていました。そりゃーそうよね。

昼食は、中華レストラン。その後、ホテルにいったん帰り
フリータイム。
パンツを一枚しか持ってこなかった喜峰さんのために
バイクと座席が合体したトクトクに乗って市場にパンツを
買いに。
私と加代さんだけでトクトクに乗って風を受けて走る爽快感!
「アンコール、パンツ忘れて また(股?)涼し」と紫帆りん
一句に一同後で爆笑!

昼からは、いよいよアンコールワットの世界最大のメインの
遺跡へ。アンコールの建築の集大成と言われる寺院で左右
対称の 建築美は圧巻。
レリーフも女神の像や、戦争のシーン 神様と悪魔の綱引きの
シーンなどなどすごい!
TVの音楽制作の際に画面でしか見ていなかった シーンが次々
と目の前へ。アイポッドで音楽を聴いてますます感激でした。

傾斜角65度の階段にたじろぐ一同でしたが 中川さんが
「私登りたい!」トンちゃんを除く 全員がトライ。
命の補償はありませんが手をついてゆっくりと登りました。
喜峰さんも登りました!えらい!

感激、感動のアンコール遺跡の後は 夕焼けを見にプレループ
遺跡へ。絶景の夕陽。
物売りの少女たちは絵葉書やパンフレットを売りに来ます。
小さな体でしっかりと家計を支えているようでした。

夜はクメール料理バイキングとダンス鑑賞。
優雅なカンボジアの踊りを満喫。

一日中汗だくで歩いて疲れている一同でしたが
紫帆りんはプールでたっぷりと泳いで元気はつらつ!
水泳は私のエネルギーの源にゃんこ。

17日 東洋のモナリザを見に行きました。
私たちの車の横を6人乗りのバイクが走り抜けます。
家族でバイクに乗っているのはびっくりですが
「あの家族には、家庭内暴力とかないのよねー。」と加代さん。
貧しいけれどぬくもりがあり幸せがあります。

このバンテアイスレイの遺跡は、木が遺跡に巻きついていて
すごかったです。
体をつけて胸を叩くとボンボンと響く部屋があり 胸を叩くと邪気払い
になるそうです。
地雷を踏んで足や手を失った人々が 楽器を演奏していました。
私もCDを差し上げました。

昼食はこじんまりとしたカンボジア風ヌードルのお店。
ホテルに帰る前に市場で降ろして貰いました。
買うときは値切るのが面白く「まけてよ!」と
カンボジア語で言うとニヤリとして割引してくれます。

市場でのショッピングを楽しんだ後、トクトクを 値段交渉し、
ホテルまで4ドルで2台ね。
嫌がる運転手でしたが「今、休んだらお金に ならないよ。」
と説得。3人ずつ乗り込んで2台のトクトクが出発・・・
と思いきや、1台がスリップして転倒しそうになり 「おーっ!」
と叫ぶ3人。「2ドルは危ない!」とギャグをかます運転手の
仲間たちに思わず爆笑!

ホテルに帰り、大急ぎで荷造りをし ポンチャンの案内で
気球に乗りに行きました。
気球から見るアンコールワットの遺跡。
まさに、音楽制作したTV番組が空撮から入っていたので感動!

その後、空港へ。ポンちゃんと別れを惜しんでホーチミンへ。
ホーチミン空港では、ガイドのマイちゃんという女性が
出迎えてくれました。
バイクの量が半端でなくて交通ルールなどは めちゃくちゃ。
逆行するバイクもあって一同唖然!
「すごいねえ!交通事故は多いですか?」と私。
「あまり起きません。横断歩道を渡るときはゆっくり渡って下さい。
あまり速く渡ると返って危ないです。」とマイちゃん。
その後、ニューワールドホテルへ。
夕食を食べに6名で町へ。渡るときはゆっくり・・・
とはいえ、余りにバイクが多くて冷や汗。

18日朝、マイちゃんのガイドで市内の雑貨屋へ。
昼食は、インドシンというベトナム料理の店で フォーと呼ばれる
ベトナムうどんに舌鼓。

昼食後は、ホテルの近くのマーケットへ。 夕方、アオザイをレンタル
しに行きました。
喜峰さんとトンちゃんも男性用の民族衣装に。
シクロと呼ばれる自転車に座席が着いた乗り物で レストランへ。
横からバイクや、車が・・・・おーっとっと。

その後フットマッサージの店に案内されて 至福の一時。

6名のメンバーは120%満足の感動のツアーでした。
振り返ってみると、「美の回廊をゆく」の 音楽は、がむしゃらに作って
いたように思います。遺跡で聴くオリジナル曲は絶品!(自画自賛)

遺跡に入るには、観光パスも、入場税も要ります。
その収入で修復がなされているのです。
浮かれて観光している私たちですがカンボジアやベトナムの悲惨な
歴史を 忘れてはいけないと思いました。
またベトナムのフェ(音楽を作った宮殿がある所) に行ってみたいです。

喜峰さんも81歳ながら元気!元気! ありがとうDEございメース!
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