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1)Tsu_Toda さんのコメント
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天女座 日露アート交流 楽しませていただきました Tsu_Toda さんのコメントを転送します: 11月3日4日の天女座アート交流では楽しませていただきました。 これを機会に新しい友だちも出来ました。ありがたいことです。 買い求めた矢吹さんのCDを早速聴いています。 天女座でのコンサートとロシア劇を思い出しながら聴いています。 『チェーホフの中の女たち』ではロウソクの明かりの元での演技が 特に印象に残っています。 私はレンブラントの絵画を思い出しました。私たちの学校では 文化祭における外部公演とか芸術鑑賞会を行なっていますが、 天女座にきてもらえたらすばらしいなと思います。 これはまだ個人的な思いつきだけです。学校という組織で 計画するとなるといろいろな問題があると思います。 大きな機材を運ぶのにも費用はかかるし,出演料も考えると お呼びするのは無理でしょうね。 賢二も演劇を勉強していますので、今後もご指導いただきたいと 思います。学んでから40年ほど経ってからロシア語を使う機会 を得られるとは驚きました。 少しロシア語の勉強をしてから参加すればよかったと思っています。 写真を1枚送ります。 約25年もなかとしおさんからいろいろとお誘いを受けていながら 初めて参加させてもらった戸田 亞昭より 長文ですが、この間のまとめを 日時 : 2001年11月11日 21:42 ほんだ まゆみ さんのコメント 紫帆さんへ 友人達へのご報告の文章です。 思えばほんとにステキにすごいエネルギーを待っている人 たちに恵めまれています。感謝です。 〜〜〜〜〜〜〜 今年も夏から秋にかけて、「扇やせんす、うちわを友人のエ レーナに贈るために」呼びかけをさせていただき、多くの方たち からお寄せいただきました。また、昨年の10月に送るための 整理をしながら、あらためてその美しさに魅せられて「展覧会が 開きたいねえ」の思いを、今年は実現いたしました。 今年の春、熊野市波田須町(過疎の町です!)にシンセ サイザー奏者の矢吹紫帆 さんが「音楽ホール熊野天女座」をオープンさせました。その ホールへ、夏の初め訪 問し、そこが素晴らしく気持ちの良い空間で、エネルギーを 多いに感じるところで、 多くの方たちへのお勧めの場所のひとつとなりました。 天女座で「ロシアへいってらっしゃい扇たち」展を開けない だろうかと、矢吹さん にご相談したところ、快く賛同をいただきまた、団扇を集める ためにもご協力もいた だきました。それらが毎日新聞三重版にも紹介されました。 今年正月のモスクワ旅行の時に通訳兼ガイドなどでお世話 になりました、モスクワユガザパド劇場の女優・野崎美子さん ともメールでやり取りしながら、「天女座」「扇たち展」のこと などをお話ししていました。 野崎さんから「天女座で芝居がしたい」「ロシアへ贈る扇た ちにもからめたら……」などのメールが飛び込み、すべてを まとめて(?)のスケジュールが上手くいき、私は、11月3日 から「ロシアへいってらっしゃい扇たち」展・11月4日野崎美子 さんとダニエラ ムドリアクさんの、実力ある女優のふたり芝居 「チェーホフの中の女たち」公演企画を実現することとなりました。 あわせて、これらを観に行く名古屋発のバスツアーも企画 することにしました。 これらいっぱいのことをこなしながら、私はうちわに魅せら れて行きます。各地のうちわを求めての旅もしました。 岡山市の「撫川うちわ」は昨年このうちわの優しい風に感 動し、ことしはぜひとも求めたかったものです。岡山市へ行き、 足を伸ばして丸亀に行きました。丸亀はうちわ生産を町を あげてすすめています。「うちわミュージアム」も丸亀港近く にはあります。ここで教えていただいたことは、今回の展覧会に 多いに役立ちました。 奈良市の「奈良うちわ」は、歴史あるうちわの製作と販売が いまやたった一軒のみで続けられていることも知りました。 たった一軒だけの生産・販売は他にも、「岐阜うちわ」、「埼玉 越生うちわ」、「四日市日永うちわ」や「津のなすび団扇」などあ ります。 また、各地のうちわ研究から、自らの創作うちわを広めて いる「倉敷天領うちわ」の森田さんにはご親切をいただき、 これからお会いしなければならない方です。 東京や京都にも出かけ、それぞれの特徴的なうちわも求め てきました。 呼びかけにも多くの方たちからご協力をいただき感動しま す。だから、そのどれもを天女座で飾り、はるか国のエレーナ に見せてやりたい!の思いは、今年の暑い暑い夏の間、私の 胸をいっぱいにしていました。 天女座には、何度通ったことでしょうか。あるときはうちわ の整理に、あるときは バスツアーの打ち合わせに、あるときは芝居の舞台監督とと もに芝居の準備にと…。 10月末の土曜〜日曜日は、不思議な力に押され、270本 からの扇やせんすやうちわの飾りつけが何の悩みもなく、 スイスイと進みました。不思議な力とは、扇たちがお披露目 されることの喜びの力と、天女座にある「美の神さま」の力だと 思っています。それらの力が私を後押ししてくれています。 しかし、飾りつけは11月3日も続きました。単にこれだけの うちわなどが集まったよ、だけでなく、ロシアを知る機会にも なればと、ロシアのお人形マトリョ―シュカやロシアの絵本や 雑誌の展示、ロシアの地図の飾っています。 扇の修復・研究家のエレーナさんの仕事も紹介しています。 「チェーホフの中の女たち」の芝居の観客動員=宣伝活動 もはるか名古屋から出来うることを捜しました。まずは、三重県 下の高校演劇部への紹介ちらしと当日券の送りつけ。14高校 へ送りました。 三重県下の新聞紙上への紙面掲載依頼の文章と女優写 真の送付。熊野や尾鷲の地方紙新聞と朝日・毎日に掲載 されました。誤解がないよう付け加えますね。私は毎日新 聞労働組合で働いていますが、この間の取り組みはすべて 私の職業以外のことですから、毎日新聞はいっさい表には 出しておりません。まあ、毎日新聞の記者に“書いてねえ”の ちょっとお願いはしましたが……。 熊野から一番近いところ(!)にある伊勢演劇鑑賞会にも、 チラシを置いてもらったり、伊勢の市民運動の力持ち伊勢 パールセンター小西社長にも、押しかけお願いをしたりしま した。 バスツアーは、当所の予定は大型バスでと思っておりまし たが、なかなか人の集まりも進まず、ちょっと途中ではあき らめの気分にもなり「やめようかな……」。 ところが、私の知らぬところで、というか宣伝とは、だから 必要なことだと教えられるような、申し込みが続きました。 また、矢吹さんが熊野でお世話になっているという、運送会 社社長の計らいで、人数に合うバスがお願いでき、宿泊の 民宿はとっても親切で、と周りが私を励ましてくれます。 熊野市観光交流課の三石学さんも、観光ガイドを引き受け てくださって、心強くなり、「バスツアーに来て良かった」と、 喜んでもらえるものができる!と確信しました。 そして、いま、そのすべてが大成功の、一区切りがつきました。 3日名古屋を15人で出発したバスツアーは、午後から三石 さんガイドによりとっておき「熊野」を知りました。 3日夜の交流宴会は、女優もともに29人が、天女座新名 物深海うつぼのしゃぶしゃぶ「羽衣鍋」を平らげて、歌あり、 ビックリ発表あり、ロシア語講座あり、クジ引き大会ありで、 後でダニエラさんが「とてもきれいなパーティーだったわ」と ほめてくださったにぎやかな楽しいものでした。 翌日4日は、晴天に恵まれ、熊野古道歩きは三石さんも大 喜びされるほど気持ちの良い、素晴らしい古道行きとなり、 一方の楯が崎を船で遊覧したグループには、思わぬおまけの 釣果もあって、ご機嫌の船旅となったそうです。 午後からの矢吹さんのシンセ演奏は即興には「はるかロシ アの大地」と、まあこれはこの取り組みにピッタリのお題をとなり、 みなの前には雄大なロシアの景色が写りました。 矢吹さんの夫の矢中さんは、不思議な声の持ち主で、即興での ボイスパフォーマンスは昨夜のロシア語勉強で学んだ「ハラショー」 がさっそく織り込まれた歌(?)となって拍手喝采。 そして、3日早朝に東京池袋からの深夜バスで熊野入り した女優ふたりが、天女座舞台公演が世界初演となる 「チェーホフの中の女たち」の開演です。舞台監督は、 名古屋から、なか としお さん。彼と妻は、私とともにお正 月のモスクワ行きで野崎さんに出会い「一緒に芝居がしたい ねえ」と盛りあがった仲です。この公演にも綿密な打ち合わせ をすすめ、本番に臨みます。 女優の大熱演は波田須の人々もバスツアーの人々も、 伊勢からおいでのお客様も感動の渦に泣巻き込んでしまい ました。「ロシアの芝居って???」と少々心配をしていた人 たちも、「うれしいわ、よかったわ」の声があふれ、私もどれだけ うれしいか。 バスツアーを送り、夜の部の公演も人数こそ少ないものの 舞台と客席の心が通い合う興奮と感動が天女座にいっぱい ひろがり、「よかったよ」「この芝居を天女座によく連れてきて くれたねえ、ありがとう!」の声に、ウルウルとなった私です。 打ち上げでは、難しい日本語での芝居を終えたダニエラさ んが「ボット フショー!」(終ったわ!)とステキな笑顔で、 野崎さんもなかさんも、ひと仕事終えた満足感で、観客だった 矢吹さんや他のメンバーも多いに満足で盛り上がりました。 そして、もう次の企画が打ちあげられました。「熊野を題材 に、熊野の人たちが出演する芝居をつくろう!」「天女座では 芝居も求められている」「それがやりたかった!」など、お酒も すすみ、ゆめの実現プランもすすみ……、 楽しい夜は過ぎていき明日へのエネルギーへとつながりました。 「ロシアへいってらっしゃい扇たち」展は、まだ天女座で続 きます。機会がありましたら、ぜひ熊野波田須の天女座へ お出かけいただき、ご覧ください。 さて、名古屋駅前の毎日ビル・豊田ビルも2003年には取 り壊しです。新聞社も、来年末には、中区正木・現日本経済 新聞社跡に引っ越します。すでに毎日・豊田トヨタのビル内は、 空き室ばかりとなりました。ガランとしたビルは寂しいかぎりで す。 毎日新聞社は引越しと同時に「印刷部門の別会社化」を労 働者に提案しています。 その現場の労働者にはいま人生の選択が強いられ、重い空 気に包まれています。 力の弱い労働者の側にとって、少しでも前進と言えるもの があるべきです。そのために労働組合が働かねばなりません。 私は、そのために働かねばなりません。 国鉄が分割民営化して、まったく同じことがいまあちこちの 企業で行われています。労働者は、労働力を売るしか生きる 道はなく、その労働者がいなければ社会の発展はなく…。 だから、したたかに生きていこう!それしかないね、と語り あっています。 したたかに生きるエネルギーを湧かすために音楽・演劇・ 文学・芸術……。求めていきましょう。私はそのためにも 働きます。 もうひとつ、いま天女座で飾っている扇たちを、サンクトペ テルブルクのエレーナさんへ、届けたい!手渡ししたいのです。 そして、モスクワでやっぱり芝居をいくつか観たいです。 野崎美子さんが所属するユガザパド劇場には、大ファンの シューラ君がいます。彼にも会いに行きたい。 必ず近々、実現させます。ああ、そのためには、ロシア語実 力アップですが?これはむつかしいなあ。 どうも長い便りを読んでいただきありがとうございます。 寒くなります、どうかくれぐれもご自愛のほどを。 〜〜〜〜〜〜〜 バスツアーに来れなかった人たちに送っています。 ∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵ 本多まゆみ 天女座でやるお芝居についての意見 ほんだ まゆみ さんのコメント 先日の天女座公演で私は3つの感動を得ました。 ひとつは、「芝居ってどうやって見れば良いのか?」と問う た漁師さんのことば。 芝居への取っ掛かりを失した人たちは、この純朴な質問を持 ちながら、それは口に出さずに結局、「観ることからの拒絶」を してしまうのだろう。けれど、ナント素直に口に出す波田須の 漁師の素直さに感動。この問いに対する答えは、良い芝居を 創ることですねえ。公演することです。 ふたつめは、客席に男性の姿が多くあったこと。日曜日と いうこともあったでしょうが、都会の劇場から姿を消した男性が、 天女座にはあったこと。 みっつめは、厨房で働く千恵さんが言った言葉。「まあ、な んていいものを見せてもらってホントうれしくなって、よかったよ。 ありがとうね」。 そうです。いい音楽ももちろんうれしくなって元気がでるけ れど、お芝居もそうなのです。生きる喜びにつながるのです。 天女座は、芝居もできる小屋です。芝居の“芝”の字は、地 面を現しているという。天女座が波田須の地に根付いてきた 証拠として、「熊野」を題材にした芝居を作ろうにつながって きたのでしょう。 その昔、日本の各地には村芝居の小屋があって村人たち が守り育ててきたでしょ。 天女座を、波田須の町の人々が育てようとしている姿を、と ても感じるのです。 天女座で芝居をやりましょう。でも、私は、観る側ですか ら。宣伝とバスツアーと あとは…、これから考えることとして。 先日のバスツアー参加者がとっても喜んで各地でまた、天 女座の宣伝を口コミしてくれます。もちろん、熊野のことも。 彼らに多いにゆだねましょう。 三石さんもとっても喜んでくださった。「良い人が来てくれて うれしいです。今まで多くの人を案内したが、案内のし甲斐が あった人たちです。ボクもうれしくなりましたよ。 友達もできましたから…。」と電話で、うれしそうでした。 また、お芝居の話も電話口で身を乗り出すように (きっとそうだろう)聞いてくれました。 その芝居、伊勢でも公演したいなあ。天女座と伊勢とは太 くつながっているから。 話はかわりますが、大阪在住のインド舞踊の先生を見つけ たよ。「ぜひ、天女座で踊ってください」と電話でお願いしました。 「まあ、おもしろそうなホールですねえ。」 その前に私が先生の踊りを見に行ってきますが。 朗読教室の開講も良いですねえ。トンちゃんだけでなく、他 にもよびかけてください。 ∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵ 本多まゆみ |
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