天女座物語17

しゃべらん会、アイルランドの神父さんとの出会い
日時 : 2000年10月28日 2:17
「10万人・・・コンサート」の体験記をやっと130話にま
とめ上げ、熊野出身で「はる書房」の古川社長さんにお渡しす
ることが出来ました。(社長さんは、月に一度、東京から帰っ
て来られます。)とても穏やかな方で本当に心が和みます。
今回の出版に際してもたくさん励まして下さいました!
過去の膨大な写真から60枚近くを入れてすごく面白い本にな
りそうです。初版5000部!1月13日に出版予定。
まだ、コンサートの年表整理が大変ですが!山のような資料と
格闘しなければ!よくこれだけあちらこちらに走り回ったもの
だと自分で感心します。
今日の本の打ち合わせの後、しゃべらん会に皆で行きました。
今日は、「人は、何故宗教を必要とするか」という本を読んで
の読書会。
まず、メンバーの1人が丁寧にその本の解説をして下さり、日
本人は、宗教心はあるが、特定の宗教に対して一種の警戒をす
る。昔の日本人のような信仰心のある生活とは?信仰を持たな
いで人は生きられないのではないでしょうか?
というような内容のお話をしてくれました。そして、最後に良
寛さんの感動的な漢詩を朗読。「名誉や物質は、いらない。明
日を思い煩わず、過去に縛られず、私は1人で庵で足を伸ばし
て静かに座っている。」
その後、今日の場を提供して下さったアイルランド生まれのカ
レン神父さん(男性)のお話。
カレンさんは、キリスト教の神父さんですが、他宗教との交流
を積極的にされていて、座禅の会も自宅で毎週木曜日にやって
いらっしゃいます。十字架の下で座禅!素晴らしい!
カレンさんのお話で印象的だったのは、「人は、苦しみや死を
通して、結局『自分』になるための修行をしている。自分を
空っぽにすると、神様が、入ってくるのです。今日のことだけ
を考えて明日を思い煩わない。全て神様のお導きにお任せし
て、日々魂を磨くことに努力することこそ今を生きること。」
福音というのは、「あなたは、神様から愛されていますよ。」
ということを伝えること。(なるほど!)
「人は、自己嫌悪に陥りがちですが、いつも神様が愛してくれ
ると思えば、人生は楽しいし、前向きになれるのです。」
流暢な日本語で、そして優しいカレンさんの笑顔こそが、神様
の光でした。        紫帆りん


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