天女座物語18

バス歌手の岡村喬生さんとの共演
日時 : 2000年11月4日 18:43
10月30日〜31日、長崎の日蓮宗の立教開宗750年慶讃
護法大会のため、大村シーハットに行きました。
30日は、リハーサルで31日が本番。
音楽法要でCDも、法要も一緒にやらせて頂いた常在寺プロ
デュースの3000名参加の大法要です。
今回は、特に「日蓮はなかねども涙ひまなし」という山尾山省
さんの詩に私が作曲した歌を日本最高峰のバス歌手の岡村喬生
さん(NHKの大河ドラマで俳優としても活躍)歌って頂き、伴
奏をするので大変光栄なお仕事です。
台本を見ると、2時間位、声明(読経)のバックや、自作の作
曲の和讃の伴奏や、岡村さんのナレーションのバック、歌の伴
奏・・・と出っぱなしの大役で間違えられません。
岡村さん、お会いするなり「あそこの最後の『あああ
あ・・・』のとこね、日蓮上人の嘆きなの?」
「はあ・・・。あまり考えていませんでしたが・・・。
嘆きではないと・・・。」
「それによっては、歌い方が変わるのでね!」
「はあ・・・。」
結局、天心さん(ご住職)の意見で怒りをこめて力強く終わる
ことに・・・。
常在寺息子さんの泰通さんも映像と進行をプロデュースでてん
てこ舞い。泰通さんの太鼓に合わせて映像が展開する前代未聞
の大法要!結果的に素晴らしい法要は大成功!
岡村さんのナレーションにシンセの即興でからんで、歌も伴奏。
すごい歌の迫力!ナレーションでは、いきなり大河ドラマの雰
囲気!日本一声の大きい男だそうですが、日蓮上人を歌うの
に、岡村さんをおいては、考えられません。
終わって、「あなたの役は重要だったねえ!即興力があるから
出来たんだねえ!」と大変気に入って下さり、天女座のことを
岡村さんにお話しましたら、「それって歌いに来いっていうこ
とか?いいよ!行くよ!」
ええーっ!何と!岡村さんが熊野の天女座に歌いに来て下さる
ことに!すごーい!すごすぎる!
その後、一緒にCDのサインに行き、私がサインして岡村さん
に渡すとお客さんに「お名前は?どんな字?日付も入れよう
ね。」一人一人に丁寧に応対!すごい!サービス精神!
見かけのこわさと違って一緒に写真も撮ってくれて気さくで優
しい人でした。「男女共同トイレに行くとおばちゃんばかりで
照れるよねえ!」「覗かれたら困りますよねえ!」と冗談も言
い合って笑えました。
「私もサインを・・・。」とお願いすると
「芸術は輝き・・・尊敬をこめて・・・岡村喬生」
勿体ないお言葉!帰りに「ババアが、来ると思ったら若いから
びっくりした!」と言い残して満面の笑みで帰って行かれました。
まあ、岡村さんは69才ですから、私でも娘みたいなもんです
わ。ハハハ・・・。
その後、湯布院で日本画の巨匠、笠青峰さんにお会いしてアト
リエで食事をしながら、岡村さんとの出逢いをご報告。(お二
人は、偶然とても仲良しだったのです。)「そりゃよかっ
た!」先生は、岡村さんの富士山の別荘に滞在して絵を描かれ
たそうです。
笠先生の地下のホールで又、ピアノを演奏。トンチャンも歌い
ましたが、先生は、感激してくれて「お祝いに天女の絵を描い
てあげるよ!」
ひゃーすごい!
先生は、オリンピックの金メダリストやわらちゃんこと田村亮
子さんに「金メダルを取ったら絵をあげるよ!」と約束。やわ
らちゃんの柔道の試合の絵をプレゼントしたのです。
その、先生が、天女の絵を・・・・!!!!
岡村さんといい、笠先生といい、すごいことになってきました!
ホールが出来たら見に来て下さいね!   紫帆りん

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