松阪で「旅行で、水谷代表と出会い」が新聞に掲載されました。 
 「撫子(なでしこ)祭り、私たちも協力させてください」。ミズ・ネットワーク松阪(水谷太美代表)が主催する「松阪撫子どんな花?祭り」に、名古屋で活躍する舞踊団が参加することになり、24日午後、主宰者が松阪を訪れ、舞台になる場所を見て回った。旅行した時に、たまたま出会った水谷さんから「珍しい祭り」を知らされて意気投合、友情参加へ。振り袖道中を歩き、2カ所で「松阪なでしこテーマ曲」に合わせて創作舞踊を披露する。
 訪れるのは、名古屋市名東区の水野幸代さん(60)が主催する水野幸代現代舞踊団の一行。
 同舞踊団には3歳から70歳までが加入、さまざまな曲、オリジナル曲で、創作舞踊に取り組んでいる。年に3、4回の公演を行い、愛知県芸術選奨も受賞。現在、額田王、万葉集を題材にした8月公演に向けて練習を重ねている。
 2週間ほど前、松阪を旅行、立ち寄った中町の「松治郎の舗(みせ)」で水谷さんから5月下旬に催す「松阪撫子どんな花?祭り」を紹介された。水野さんらは「見たことも聞いたこともない」松阪撫子に興味を示し、20日に行われる振り袖道中への参加を約束した。
 その後、水谷さんが矢吹紫帆さん作曲、岡久司さん制作の「松阪なでしこテーマ曲」を送ったところ、舞踊の申し出につながった。
 24日に来松した水野さんと、スタッフの安藤好恵さん(36)は水谷さんと再会。「素敵なご縁ですね」「母親の着物や昭和初期の着物で歩かせてもらいます」。道中参加は12人ほど、という。
 また、水谷さんの案内で踊りの舞台になる松阪公民館と継松寺を訪れた。公民館では松阪公園の石垣をバックに、どのような踊りになるか、構想を練っていた。
 水野さんは「矢吹さんの曲では名古屋城祭りや大阪の花博で踊ったことがあり、またご縁を感じます。日舞と洋舞、松阪撫子と松阪城にマッチした振り付けを考えたい」と話していた。
 振り袖道中は100人ほどで行い、子どもからお年寄りまで参加自由。これまで約70人から申し込みがある。
 水谷さんは「市外からも注目され、“松阪頑張れ”のメッセージと受け止めている」と喜んでいる。
 (平成19年4月25日付け夕刊三重新聞から)
Photo:水谷さん(左)に踊りの構想を語る水野さん(右)ら